コラム
HOME > コラム > 青汁は飲みやすい!選び方のポイントやおすすめの飲み方、アレンジ方法を解説

青汁は飲みやすい!選び方のポイントやおすすめの飲み方、アレンジ方法を解説

青汁は健康に良いイメージが強い一方で、「苦味が強い」「あまり美味しくない」というイメージがあるのも事実です。しかし、すべての青汁が飲みにくいわけではなく、選び方や飲み方によっては飲みやすい青汁もたくさんあるのです。

そこで今回は、飲みやすい青汁を選ぶポイントやおすすめの飲み方、アレンジ方法を紹介します。健やかな毎日を過ごすため、ぜひ1日1杯の青汁を取り入れていきましょう。

青汁は飲みやすさが大事!

飲みやすい青汁の選び方

青汁には、食物繊維やミネラル、ビタミンといった身体機能の維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は主に野菜に含まれているのですが、日本には野菜不足の人が多いのが現状です。平成30年に行われた「国民健康・栄養調査」によると、成人1日あたりの平均野菜摂取量は男性が290g、女性が270gとなっていて、いずれも目標摂取量の350gには到達していません。
毎日350gの野菜を摂取し続けるのは大変ですが、青汁なら毎日1杯飲み続けるだけで不足しがちな栄養素を補給することができ、身体機能の維持に欠かせない栄養バランスを保つことができます。
「青汁を1杯飲み続けるだけ」というと簡単なように思えますが、「美味しくない」と感じるものを毎日飲み続けるのは難しいものです。
そのため、毎日無理なく飲み続けるためには、飲みやすい青汁を選ぶことが重要なのです。

飲みやすいと人気の青汁はどれ?選び方のポイント

不足しがちな栄養素を補い、健やかな毎日をサポートしてくれる青汁は、毎日続けて飲むものだからこそ、飲みやすいものを選ぶことが大切です。
そこでまずは、飲みやすいと人気の青汁はどれなのか、種類や選び方のポイントを見ていきましょう。

原料で選ぶ

青汁の飲みやすさは、原料の種類によって変わります。

原料で選ぶ

青汁の原料は主に大麦若葉・ケール・明日葉・桑の葉の4つがありますが、なかでも最も癖が少なく飲みやすい青汁は、「大麦若葉」か「明日葉」を原料としたものです。
大麦若葉はイネ科の植物で、SOD酵素をはじめ、ミネラルやビタミン、食物繊維などの栄養素がバランス良く含まれているのが特徴です。大麦若葉は他の原料に比べて癖や苦みが少ないため、初めて青汁を飲む人や小さな子供でも飲みやすいでしょう。
明日葉はせり科の植物で、栄養素がバランス良く含まれているのはもちろん、特に美容や健康維持に役立つ質の良いたんぱく質が豊富です。また明日葉は、大麦若葉と同じく比較的癖が少ないため、他の原料で作られた青汁に比べて飲みやすいのも特徴です。
一方、ケールはアブラナ科の植物で、大麦若葉や明日葉と比較すると、より抗酸化力に優れているのが特徴です。また、ケールには睡眠・覚醒のリズムを整えるメラトニンが含まれているため、寝つきが悪いという人やよく眠れないという人におすすめです。ただし、ケールを原料とした青汁は苦みと癖が強いため、青汁初心者は飲みにくいと感じる可能性があります。青汁の苦みに不安がある場合、最初は大麦若葉や明日葉の青汁から慣らしていくほうが良いでしょう。
桑の葉はクワ科のクワ属に属し、落葉性の高木です。桑の葉は、特にカルシウムを豊富に含む野菜で、牛乳の約24倍もあるといわれています。桑の葉はサッパリとした味ではありますが癖があるため、こちらも飲みづらいと感じる人が多い青汁です。

タイプで選ぶ

青汁には粉末タイプ、冷凍タイプ、紙パックやペットボトルなどの飲料タイプなどがありますが、効率的な栄養補給と飲みやすさを考慮すると、粉末タイプの青汁が最もおすすめです。
粉末タイプなら、そのまま水やお湯に溶かして手軽に飲めるのはもちろん、料理に使うなどアレンジがしやすいというメリットがあります。また個包装で持ち歩きもできるので、旅行先や外出先で飲みやすいのもポイントです。
冷凍タイプの青汁は、粉末タイプのように加工段階で熱処理を加えて乾燥させる必要がなく、生のまま搾汁して冷凍するため、栄養素を破壊することなくそのまま保存できるというメリットがあります。しかし、解凍に手間がかかるうえに、粉末タイプと比べると苦みや臭みを感じるものが多く、飲みにくいと感じる人も多いのがネックです。
一方で、紙パックやペットボトルなど飲料タイプの青汁は、手軽に飲みやすく、持ち運びもできるというメリットがあります。しかし、粉末タイプの青汁と比べると飲料タイプは値段が高いため、毎日飲むとなると負担になるでしょう。
粉末タイプの青汁をペットボトルで作って持ち歩きたいという人もいますが、衛生面での不安や栄養素を破壊してしまう可能性があることから、おすすめはできません。

成分で選ぶ

飲みやすい青汁のなかには、原料にプラスして黒糖や水飴、オリゴ糖などの甘味成分が含まれた商品があります。たしかに甘味があると飲みやすいですが、糖分が多く含まれるためダイエット目的の場合は注意が必要です。
健康維持やダイエットを目的として青汁を飲むなら、原料100%の青汁の中から大麦若葉や明日葉を原料とした飲みやすいものを選ぶことをおすすめします。

青汁が飲みやすくなる!おすすめの飲み方やアレンジ方法を紹介

粉末タイプの青汁は、さまざまな飲み方をすることができます。
そこでここからは、青汁が飲みやすくなる飲み方、アレンジ方法を紹介していきます。

青汁×牛乳

牛乳で溶かす

青汁を溶かすのにおすすめの飲み物は牛乳です。
牛乳にはたんぱく質やカルシウム、ビタミンが豊富に含まれており、青汁と一緒に組み合わせることで、よりバランスよく栄養を摂ることができます。
牛乳で溶かすことで青汁の苦みが抑えられ、まろやかな味わいになるため、青汁が飲みやすいと感じることでしょう。

青汁×豆乳

豆乳で溶かす

牛乳が体質的に合わないという方には、豆乳で青汁を溶かしてみましょう。
豆乳は大豆由来のたんぱく質やイソフラボン、サポニン、レシチンといった成分が含まれており、美肌やダイエット効果が期待されます。
豆乳で青汁を溶かすことで、青臭さがなくなります。特に甘味のある調整豆乳で溶かすと飲みやすいですよ。
ただし、豆乳の摂り過ぎは身体によくないため、1日200ml程度で抑えるようにしましょう。

青汁×飲むヨーグルト

フルーツジュースで溶かす

青汁は飲むヨーグルトを加えると非常に飲みやすい味となります。
飲むヨーグルトの甘味と酸味によって、青汁の青臭さが抑えられ、マイルドな口当たりとなります。
また、飲むヨーグルトに含まれる乳酸菌と青汁の食物繊維が組み合わさることで、腸内環境の改善がより期待されることでしょう。

青汁×フルーツジュース

フルーツジュースで溶かす

子供でも飲みやすい青汁の飲み方としておすすめなのが、りんごジュースやオレンジジュースで溶かすことです。野菜に果物の甘さや酸味が加わるので、飲みやすい味の青汁になります
特に生のフルーツをジューサーで絞って溶かすと、果物の栄養素も一緒に摂ることができます。

青汁×冷たいお水

原料の素材の味を楽しみたい、スッキリとした喉越しを楽しみたいという人は、冷たいお水に溶かして飲むのがおすすめです。冷たいお水と青汁との相性は良く、後味も良好です。
また、お水以外に用意するものはないため、準備に手間がかかることもありません。毎日の食事と合わせて手軽に飲みやすいでしょう。
ただし、冷たいお水をグラスに一気に注いで溶かすとダマになることがあります。はじめに水を少しグラスに注ぎ、そこに青汁の粉末を入れてよく混ぜ、水を少しずつ足していくと良いでしょう。

青汁×温かいお湯

ダイエット目的で青汁を飲む人は、体を冷やさないためにもお湯で飲むと良いでしょう。朝食の前に温かいお湯で溶かした青汁を飲むのがおすすめです。温かいお湯に溶かすことで消化器官を温めて刺激するため、腸のはたらきがより活性化します。消化器官のはたらきが良くなると代謝もアップするため、ダイエット中には特におすすめの飲み方です。
ただし、熱すぎるお湯で青汁を溶かしてしまうと、栄養素が壊れる可能性があります。青汁をお湯に溶かして飲むときは、人肌程度のお湯を使いましょう。

スムージーにして飲む

青汁はスムージーにして飲むとずっと飲みやすくなります。
例えば、りんごなどの果物や野菜、牛乳、ヨーグルトなどと一緒にミキサーにかけ、青汁の粉末を混ぜるだけで、美味しい青汁スムージーが簡単に作れます。
ただし、スムージーに果物をたくさん入れすぎると果糖の摂りすぎになり、特にダイエット中の方は思わぬ落とし穴になります。糖分を抑えたいときは、野菜中心のスムージーにし、はちみつなどでほんのりと甘味を加えるのがおすすめです。

青汁×スープ

青汁スープ

青汁スープは、普段作っているスープに粉末青汁を入れるだけで簡単に作れます。
どんなスープに入れても相性は良いですが、ダイエット目的の人は体を温めるとろみのあるスープがおすすめです。炒めたひき肉、玉ねぎに水を加え、すりおろしたじゃがいもと青汁を入れて煮てください。最後にしょうがを加えたら完成です。
青汁をスープにアレンジすることで、飽きずに毎日青汁が飲みやすくなります。

青汁×そば

青汁そば

青汁を飲むのに飽きたら青汁入りの麺つゆで食べる青汁そばがおすすめです。
すり鉢に煎りごまを入れてすり潰し、粉末の青汁を入れて混ぜます。そこに麺つゆを少しずつ入れながら、さらに混ぜましょう。そばを用意してお好みで薬味を添えたら完成です。
すりごまによって味がマイルドになり、青汁の味が苦手な人でも抵抗なく食べられるでしょう。

青汁×シチュー

青汁シチュー

汁をシチューにすると、野菜も一緒に食べられておすすめです。
青汁をシチューにアレンジする方法は、普段通りにシチューを作り、とろみが出たら最後に粉末青汁を入れて混ぜるだけ。簡単レシピなので、忙しい方でも気軽に料理に取り入れられるでしょう。ホワイトルーなら優しいグリーンになり食欲をそそりますし、青汁の色や連想するのが苦手という方はビーフシチューに混ぜるのもおすすめです。

青汁×味噌汁

青汁味噌汁

意外かもしれませんが、青汁は味噌汁で溶かすと非常に飲みやすいです。味噌汁は味が濃いため、青汁の青臭いクセが抑えられ、おいしく飲むことができます。
味噌汁の中に色んな具材を取り入れることで、さらに栄養をとることができるのでおすすめです。

青汁×ホットケーキ

青汁ホットケーキ

青汁を使った栄養満点のホットケーキは、野菜嫌いの子供にもおすすめです。

[材料]
・ホットケーキミックス…200g(1袋)
・青汁粉末…20g
・牛乳…150ml
・卵…2個
・お好みでバター、はちみつなど

[作り方]
1. ホットケーキミックスに青汁粉末を加えて混ぜ合わせます
2. 1に卵、牛乳を加えて、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます
3. 弱~中火で熱したフライパンに油を敷き、生地を流しいれます
4. 2~3分加熱し、表面が泡立ってきたら裏返して1~2分焼きます
5. お好みでバターやはちみつをかけて完成です

青汁×クッキー

青汁クッキー

小さな子供も手軽に食べられる栄養たっぷり青汁クッキーは、作り方も簡単です。

[材料]
・薄力粉…60g
・バター…20g
・青汁粉末…1袋(3g)
・てんさい糖…大さじ1
・牛乳…20ml

[作り方]
1. 常温に戻したバターを泡立て器で混ぜ、青汁粉末とてんさい糖を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜます
2. しっかり混ざったら、薄力粉を混ぜ、牛乳を加えてよく混ぜます
3. 生地を棒状にひとまとめにし、ラップに包んで30分ほど冷蔵庫で冷やします
4. 包丁で生地を適度な厚さに切り、キッチンシートを敷いた天板に並べます
5. 180℃に予熱したオーブンで15分間焼いて完成です

青汁アイス

青汁アイス

食欲のなくなる夏でも、青汁アイスなら美味しく栄養補給をすることができますよ。

[材料]
・青汁粉末…2袋(約6g)
・水…10ml
・牛乳…250ml
・生クリーム…150ml
・上白糖…70g
・卵黄…2個

[作り方]
1. 青汁粉末を水で溶かします
2. 牛乳と生クリームは鍋で熱し、人肌程度に冷まします
3. 上白糖と卵黄を白くもったりするまでかき混ぜたら、2を混ぜます
4. 1の青汁を加え、冷蔵庫の中で冷やしましょう
5. 1時間おきにアイスクリームをかき混ぜて、空気を含ませるようにして仕上げて完成です

子供でも飲みやすい青汁はある?

青汁は、大人はもちろん、野菜が苦手という子供たちの栄養補給にもおすすめしたい飲み物です。青汁には、ビタミンやミネラル、カルシウムや鉄分といった、子供の体を健やかに育てるために欠かせない栄養成分が豊富に含まれています。
また、青汁は食品なので、サプリメントなどのように年齢制限はないため、子供に飲ませても問題はありません。苦味が少ない飲みやすい青汁を選んだり、粉末青汁をフルーツジュースや豆乳などに溶かして飲ませることで、野菜嫌いな子供でも青汁が飲みやすくなるでしょう
また、飲む青汁に飽きてきたら、パンケーキやクッキーなど、アレンジレシピを試してみるのもおすすめです。

最後に

青汁と言うと「苦い」「美味しくない」などのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、飲みやすい青汁はたくさんあります。
今回紹介した飲みやすい青汁の選び方や飲み方、アレンジ方法などをぜひ参考にしていただきながら、毎日の生活に1杯の青汁をぜひ取り入れてみてください。

TOP