食物繊維は、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの排出を助けたりと、毎日の健康維持に欠かせない栄養素です。
しかし、現代の食生活では、食物繊維の摂取量が不足しがちだと言われています。
忙しい毎日の中でも、健康的な毎日を送りたい方におすすめなのが、「青汁」です。
この記事では、手軽に食物繊維を摂取できるおすすめの青汁を、ランキング形式で紹介します。

【目次】
食物繊維ってどんな栄養素?

食物繊維とは、炭水化物の一種でありながら、人の体内で消化・吸収されない成分のことを指します。
大きく分けて、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」の2種類があります。
水溶性食物繊維は、腸内でゲル状になって糖や脂質の吸収を抑える働きがあり、血糖値の急上昇やコレステロールの増加を防ぐ効果が期待されます。
一方、不溶性食物繊維は腸を刺激してぜん動運動を促進するため、毎日のスッキリに役立ちます。
どちらの食物繊維も小腸では吸収されず、大腸まで届くのが特徴です。
水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境のバランスを整える「プレバイオティクス」としての役割も果たしています。
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人で1日あたりの食物繊維摂取目標量を男性20~22g以上、女性18g以上としていますが、実際には多くの人が不足しているのが現状です。
このような背景から、食物繊維を手軽に補える青汁が注目されており、日々の健康維持をサポートする栄養素として注目されています。
参考:厚生労働省「健康日本21アクション支援システム Webサイト」
食物繊維の目標摂取量は?

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で定められている食物繊維の目標摂取量について、より詳しい情報を見ていきましょう。
厚生労働省が定める基準によると、1日あたりの食物繊維の目標摂取量は、以下の通りです。
1日あたりの目標摂取量
18~29歳の男性 |
20g以上 |
30~64歳の男性 |
22g以上 |
18~64歳の女性 |
18g以上 |
参考:「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
一方で、令和5年「国民健康・栄養調査」によると、実際の摂取量は以下の通りです。
実際の食物繊維摂取量
20~59歳の男性 |
17.8~18.5g |
20~59歳の女性 |
14.6~16.5g |
参考:「令和5年「国民健康・栄養調査」」
この結果から、男性は1日あたり2~4g、女性は2~3g程度の食物繊維が不足している傾向にあることが分かります。
特に、外食やコンビニ食が多い方、野菜・海藻・豆類などの摂取が少ない食生活を送っている場合は、知らず知らずのうちに食物繊維の摂取量が足りなくなりがちです。
不足しがちな食物繊維は青汁で補おう

毎日の食事だけで、厚生労働省の目標量どおりに食物繊維を摂取するのは、意外と難しいのが現実です。
野菜を原料とした青汁なら、食物繊維をはじめ、不足しがちな栄養を手軽に補給することができます。
粉末タイプの青汁は水や牛乳に溶かすだけで飲めるため、忙しい毎日でも続けやすく、食物繊維も無理なく摂取できます。
ここでは、食物繊維を意識して青汁を選ぶ方に向けて、押さえておきたいポイントを紹介します。
原料は大麦若葉・ケールがおすすめ
食物繊維を補う目的で青汁をとり入れるなら、原料に注目しましょう。
特に「大麦若葉」や「ケール」が使われている青汁は、食物繊維をはじめ、野菜の栄養を効率よく摂取できます。
ケール(青汁粉末100gあたり) |
食物繊維 約36g |
大麦若葉(青汁粉末100gあたり) |
食物繊維 約43g |
ビタミンCやβカロテン、カルシウム、マグネシウムといったミネラル類も多く含み、健康維持をトータルにサポートできるでしょう。
特に大麦若葉はクセが少なく、青汁初心者でも飲みやすいのがメリットです。
食物繊維含有量を確認する
青汁を選ぶときは、商品パッケージや公式サイトに記載されている「1杯あたりの食物繊維量」も必ずチェックしましょう。
例えば、1杯(3g)あたり1.5gの食物繊維を含む青汁を、1日2杯飲めば3gの食物繊維を補えます。
これは、日本人の平均的な不足量(男性で約2~4g、女性で約2~3g)をちょうどカバーできる量です。
ほかにも、ビタミンCやカルシウム、鉄分、葉酸など、どの成分がどのくらい摂取できるのかを成分表で確認し、目的に合った青汁を選びましょう。
無添加・農薬不使用ならとり入れやすい
青汁は、健康のために飲むものだからこそ、品質や安全性にも配慮したいところです。
香料や着色料、保存料などの添加物、農薬を使用せずに栽培された野菜を主原料とした青汁であれば、お子様やご高齢の方が飲む場合も、日常的にとり入れやすくなるでしょう。
飲みやすさ・続けやすさも大事
どんなに栄養価が高くても、味が苦手だと続けるのが難しくなってしまいます。
青汁を習慣にするうえで「美味しさ」や「飲みやすさ」は非常に重要な要素です。
一般的に、ケールは栄養価が非常に高い反面、苦味や青臭さが強く感じられることがあります。
一方で、大麦若葉は味がまろやかでクセが少ないため、青汁初心者や子どもにも飲みやすいと好評です。
また、水だけでなく、豆乳やヨーグルト、フルーツジュースと混ぜて飲むと味に変化が出て、飽きずに続けられます。
個包装タイプなら外出先でも手軽に飲めるので、ライフスタイルに応じて無理なく続けられる青汁を選ぶのもポイントです。
【2025年最新】食物繊維がとれる人気の青汁おすすめランキング

ここからは、食物繊維がしっかりとれる青汁の人気商品を厳選し、おすすめの青汁をランキング形式で紹介します。
原料や配合成分、食物繊維の配合量、味わいや飲みやすさまで比較しながら、自分にぴったりの青汁を見つけて、日々の栄養補給に役立ててください。
※以下は日本薬健商品の広告がございます。
金の青汁® 純国産大麦若葉100%粉末

「金の青汁® 純国産大麦若葉100%粉末」は、農薬不使用で育てられた大麦若葉を100%使用し、添加物を一切使わず仕上げたシンプルな青汁です。
抹茶風味でクセが少なく、1パック3gあたり1.3gの食物繊維が含まれています。
素材の自然な風味をそのまま楽しめるため、青汁初心者にもおすすめです。
金の青汁® 18種の乳酸菌・5種のビフィズス菌 食物繊維

「金の青汁® 18種の乳酸菌・5種のビフィズス菌 食物繊維」は、1パック3.5gあたり1.8gの食物繊維に加え、23種の乳酸菌・5種類のビフィズス菌が配合された青汁です。
腸まで届く乳酸菌とともに、食物繊維を手軽に補うことができます。
抹茶風味のさっぱりとした味わいで、毎日の習慣としてとり入れやすいのも魅力です。
金の青汁® 25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素

「金の青汁® 25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素」は、九州産の大麦若葉をはじめ、25種類の国産野菜をブレンドした栄養バランスの良い青汁です。
青パパイヤ由来の酵素や乳酸菌も加えられており、食物繊維は1パック3.5gあたり1.5g含まれています。
野菜の摂取を意識したい方にもぴったりです。
金の青汁® 白桃青汁×乳酸菌
「金の青汁® 白桃青汁×乳酸菌」は、青汁特有の青臭さを抑え、白桃のフルーティーな香りとやさしい甘みで飲みやすさを追求した商品です。
植物性乳酸菌100億個とともに、1パック6.5gあたり1.6gの食物繊維が配合されています。
青汁が苦手な方にも嬉しい、スイーツ感覚の味わいです。
金の青汁® おいしい純国産ケール青汁 乳酸菌×酵素

「金の青汁® おいしい純国産ケール青汁 乳酸菌×酵素」は、国産ケールを使用しつつも、クセのある味を抑えて飲みやすく仕上げた青汁です。
酵素と乳酸菌も配合されており、1パック3gあたり1.2gの食物繊維が配合されています。
抹茶風味で後味もすっきりしており、ケールの味が苦手な方にもおすすめしたい青汁です。
1日1~2杯の青汁で不足しがちな食物繊維を補おう

食物繊維は、健康維持や美容を意識する方にとって欠かせない栄養素です。
しかし、現代の食生活では不足しがちな栄養の一つでもあり、意識的に補う工夫が求められます。
大麦若葉やケールを主原料とした青汁の中には、1杯あたり1g以上の食物繊維を含む商品も多く、1日1~2杯を継続するだけで、日本人が平均的に不足している2~4g分を無理なく補うことができます。
味の好みや飲みやすさ、安全性(無添加・国産原料など)にも配慮しながら、自分に合った青汁を選んで、毎日の健康習慣として気軽にとり入れてみてはいかがでしょうか。