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背景には日本人の抱える「野菜不足問題」!

年間2兆円規模といわれる健康食品市場の中でも、青汁市場は右肩上がりの成長市場として注目を集めています。 背景には、高齢化社会の進展、アクティブシニアの増加等が挙げられます。また、近年は中国人観光客によるいわゆる“爆買い”商品としても、注目されています。その結果、2015年の青汁市場は1,000億円以上とも予想されており、今後も堅調な成長が見込まれています。

青汁市場の拡大

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青汁需要増加の背景

厚生労働省が2015年に「平成25年度国民健康・栄養調査」にて発表した成人1日の野菜摂取量の平均は272.8g。目標の350g を大きく下回っており、日本人の野菜不足は深刻なようです。
また、東日本大震災をはじめとする災害の際にも、野菜不足は問題になりました。
このような背景もあり、「青汁市場」の広がりがみられます。

しかし、日本の「青汁市場」拡大の要因はこれだけではないようです。

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※参照:平成25年度国民健康・栄養調査(厚生労働省)

価格高騰で高まる、お手軽な野菜摂取

ここ数年、日本では野菜の価格高騰が止まらない状況になっています。震災や台風、洪水といった災害や、農家の減少によって出荷数が毎年のように落ちてきているからです。
平成27年9月14日週に発表された、主な野菜小売価格は軒並み平年比で19%以上の上昇、前週比でも上昇している状況となっています。
野菜が高騰し、気軽に購入が出来ない今、注目されているのが、「野菜ジュース」をはじめとしたお手軽に食物繊維やビタミンが摂取できる商品です。日本国内での青汁需要の増加は、こうしたことも起因するものだと考えられます。

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中国人にも広がる野菜不足?

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青汁の需要が高まっているのは、日本国内だけではありません。
2012年に中国の生命時報が実施したインターネット調査の結果、中国人の95.3%が野菜不足の食生活を送っていることが分かりました。
中国栄養学会の基準によると1日に必要な野菜は300gから500gであるものの、実際にこれらの量を食べている中国人は少なく、その種類が乏しいことが問題だとされています。中国南部では食卓に上る野菜の種類は比較的豊かですが、中国北部ではジャガイモやサツマイモが主な野菜で緑黄色野菜が極端に少ないとされています。
さらに、近年では「野菜には農薬が付着しているから危険」といった理由で、野菜を食べない中国人も多数出て来ているという社会的な流れもあるようです。

中国で浸透する「安心・安全」な日本産食品のブランド化

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中国では、野菜を購入して調理する際には、野菜に付着している残留農薬を洗い落とさなければならないと言われるほど、 「野菜には農薬が付着しているから危険」という考え方が広まっています。
また、中国は現在著しい経済発展のまっただ中で、都市部で生活する富裕層が増大、物が豊富になるにつれて「品質の向上」が求められるようになりました。
日本ブランドの「安全性・安心性」には、特に注目が集まっており、その中でもお手軽に野菜が摂取できる「青汁」の人気が高まっていると考えられます。

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