青汁というと緑色野菜を絞った濃い緑色の飲み物です。苦みがありそうな見た目をしていますが、最近の青汁は美味しいものも増えてきました。そんな青汁ですが、一体原料には何の野菜が使われているのだろう?と気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は青汁の原料には何が使われているのか、原料によって青汁はどんな違いがあるのかをご紹介していきます

1 青汁の原料には何が使われているの?
2 青汁の原料に含まれる「栄養素」の比較
・2-1 大麦若葉
・2-2 ケール
・2-3 明日葉
・2-4 桑の葉
3 青汁の原料による「飲みやすさ」の比較
・3-1 大麦若葉
・3-2 ケール
・3-3 明日葉
・3-4 桑の葉
4 青汁の原料による「飲みやすさ」の比較
5 最後に
青汁の原料には何が使われているの?
現在、国内に流通している多くの青汁は、主に「大麦若葉」、「ケール」、「明日葉」、「桑の葉」の4つの原料が使われています。他にもよもぎ、緑茶、モリンガなどが原料の青汁もあります。
青汁は含まれる原料によって味や飲みやすさ、栄養素などがことなります。青汁は継続して毎日飲むことでより一層効果を実感できる飲み物ですので、原料による違いを知り、自分に合った青汁を検討するのがおすすめです。

青汁の原料に含まれる「栄養素」の比較
そこでまずは、青汁の主な4つの原料に絞って、それぞれの栄養素を比較していきましょう。
大麦若葉
大麦若葉はイネ科の植物で、ミネラル、ビタミン類、食物繊維といったさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。また、大麦若葉は、なかでも活性酸素に効果を示すSOD酵素やカタラーゼなどの酵素活性が非常に高いです。そして、大麦若葉は青汁の中でも癖や苦みが少ないため、多くの青汁に用いられています。
ケール
ケールはビタミン類やミネラル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれていることから、野菜の王様と呼ばれるほど、栄養価が高い野菜として知られています。また、睡眠・覚醒のリズムを整えてくれるメラトニンというホルモンも含まれています。そして、ケールは他の野菜と比較しても、特段高い抗酸化力を持っているのが特徴です。
明日葉
明日葉はセリ科の植物で、高い生命力を持っています。ビタミン類が豊富で、カリウムをはじめとしたミネラル、食物繊維のバランスが良く、質の良いたんぱく質が含まれています。また、美容や健康維持に役立つ「カルコン」「クマリン」は4つの原料のうち、明日葉だけに含まれているのが特徴です。
桑の葉
桑の葉はカルシウムが非常に豊富な野菜で、なんと牛乳の約24倍もあるといわれています。
他にも食物繊維や鉄、亜鉛、マグネシウムといったミネラル、βカロテン、ビタミンB1 などのビタミン類、血糖値の上昇を抑えてくれるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分まで含まれています。

青汁の原料による「飲みやすさ」の比較
青汁のなかには、主な原料である4つの野菜をブレンド配合している青汁もあれば、100%大麦若葉のように全て一種類のみで作られた青汁もあります。そして青汁は、含まれる原料によって、飲みやすさが変わってきます。
そこで続いては、原料による飲みやすさの違いについてご紹介します。
大麦若葉
青汁の原料の中でも、大麦若葉は最もスタンダードな原料です。大麦若葉の青汁は癖がなく、苦みが苦手な人でも飲みやすいことから、最も飲みやすい青汁だといわれています。
大麦若葉の青汁は飲みやすいだけではなく栄養面でもバランスが良いため、初めて青汁を飲む人や小さなお子さんにもおすすめです。
ケール
青汁の原料の中で最も飲みにくいのは、ケールといわれています。ケールの青汁は苦みが強く、クセがあって飲みにくい青汁として有名です。
ケールの青汁は癖が強いものの、栄養面は優れているため、青汁を飲み慣れた方におすすめです。
明日葉
明日葉は青汁の原料の中では癖が少なく、大麦若葉の次に飲みやすい青汁といわれています。人によっては若干飲みづらいと感じる人もいますが、飲みやすい部類になります。
明日葉は美容維持に効果が期待されているので、美容効果をより実感したい方におすすめの青汁となっています。
桑の葉
桑の葉は青汁の原料の中では、飲みにくい部類になってきます。大麦若葉や明日葉に比べると独特の癖があるため、初心者は飲みにくいでしょう。
ただし、ケールよりは苦みが少なく、サッパリとした味だと感じる方もいます。

青汁の原料による「飲みやすさ」の比較
青汁は継続して飲み続けることで、より一層効果を実感することができます。そのため、青汁を選ぶときには「続けやすさ」も比較することが大切です。
青汁の原料である大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉の4つのうち、継続的に青汁を飲んでいくのであれば、飲みやすいかどうかという点が重要になってきます。そのため、最も続けやすい青汁は、癖が少なく口当たりのよい「大麦若葉」です。飲みやすさと続けやすさをイコールとすると、大麦若葉>明日葉>桑の葉>ケールの順となってきます。
とはいえ、青汁の続けやすさは飲みやすさだけではありません。価格的なものもあります。
ケールは最も育てるのに手間がかかるので、ケールが原料のものは価格が高いことが多いです。他の野菜は比較的育てやすいため、ケール青汁に比べると手軽に購入して続けやすいでしょう。
最後に
青汁の原料には、さまざまな野菜が使われています。今回ご説明した野菜以外にも身近なブロッコリーやりんごといった野菜や果物も使われることもあります。原料によって飲みやすさに違いがあることから、初めて青汁を飲まれる方は飲みやすい大麦若葉からスタートしてみてはいかがでしょうか。