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青汁にカフェインは含まれているの?妊婦さんは気を付けた方がいい?

野菜不足や栄養不足を感じて、栄養補助食品として青汁を飲まれる方もいることでしょう。しかし、妊婦さんは口に含む飲食物に対して、細心の注意を払わなければいけません。特に青汁を飲む際に注意をしておきたいのは、青汁にカフェインが含まれていないか?ということです。今回は、青汁にカフェインが含まれているのかという点を中心に、青汁のカフェインについてご紹介します。

青汁にカフェインは含まれているの?妊婦さんは気を付けた方がいい?

青汁にカフェインは含まれている?

大麦若葉100%やケール100%、明日葉100%など、原材料が野菜のみで作られている青汁の場合、お茶のようにカフェインが多く含まれるケースはほとんどなく、妊婦さんでも安心して飲める青汁が多いです。
しかし、市販で販売されている青汁の中には、飲みやすい味にするために、原材料となる緑黄色野菜以外にもさまざまな食材を加えているため、カフェインが含まれているものがあります。
1日のカフェインの適正摂取量は400㎎といわれていますが、カフェインを含む青汁であっても、そのカフェイン含有量は6~40㎎程度。青汁に含まれるカフェインの量は少ないと言えます。

青汁にカフェインは含まれている?

青汁にカフェインが含まれる理由は?カフェインを含む青汁の特徴

カフェインを含む青汁にはある特徴があります。それは、「原材料にお茶が含まれていることが多い」という点です。
かつての青汁は青臭く、飲みにくいというイメージが定着していました。しかし、今では飲みやすさを重視してお茶を原材料として使用する青汁商品があるため、カフェインが含まれていることがあるのです。
特に青汁に「抹茶味」や「緑茶風味」といった言葉が書かれている青汁には注意が必要です。

青汁はカフェインだけでなくカテキンにも注意

青汁の原材料としてお茶を使用することで、味が飲みやすくなるだけではなく、お茶に含まれるカテキンの抗酸化作用が青汁にプラスされます。抗酸化作用を高める目的で、原材料にお茶を加えている青汁商品もあります。
とはいえ、お茶に含まれるカテキンは鉄分の吸収を阻害するため、貧血になりやすい妊婦さんはカフェイン同様に控えた方が良いことがあります。
青汁を購入する場合は、原材料をよく確認しておきましょう。大麦若葉100%やケール100%、明日葉100%など、原材料が野菜のみで作られている青汁は、妊婦さんでも安心して飲むことができます。

青汁はカフェインだけでなくカテキンにも注意
原材料が明確な大麦若葉100%やケール100%、明日葉100%がおすすめ

青汁に含まれるカフェインの作用とは?

青汁に含まれることもあるカフェインですが、、カフェインは少量であれば身体に良い作用をもたらすことが知られています。
カフェインが私たちの身体にもたらす、代表的な作用としては以下の4つです。

  1. 老廃物の排出を促す利尿作用
  2. 身体の血流を促す血管拡張作用
  3. 眠気を抑制する覚醒作用
  4. 疲労感を軽減・抑制する興奮作用

カフェインは眠気覚ましに効くとよく思われていますが、ほかに、脂肪を燃えやすくしてくれる効果も期待されており、日常生活で高いパフォーマンスを発揮してくれます。
しかし、良い作用がある反面、、過剰摂取により気を付けなければならないこともあります。

カフェインの過剰摂取による悪影響は以下の通りとなります。

  1. 神経過敏
  2. 慢性的な脳の興奮状態
  3. 睡眠の質の低下
  4. 胃痛

カフェインが身体に悪影響を及ぼすのは、1日に500㎎のカフェイン摂取上限を超えた場合だといわれています。そのため、青汁に含まれる6~40㎎程度のカフェインの量では、何倍も飲み続けない限り、摂取上限をこえるケースは少ないでしょう。
つまり、青汁に含まれるカフェインは、過剰摂取さえしなければ副作用を心配する必要はないといえます。
ただし、カフェインは鉄分の吸収を抑えてしまう作用もあります。そのため、食事や鉄剤を飲む前後30分はカフェイン入りの青汁は控えておいた方がよいでしょう。

ノンカフェインの青汁を選ぶときに一緒に注意したいこと

カフェインを含む青汁であっても、コーヒーや緑茶のようにカフェインが多く含まれているわけではありません。しかし、妊婦さんは少しでもカフェインが入っていると、やっぱり気になりますよね。できれば、ノンカフェインの青汁を選びたいところです。
ノンカフェインの青汁を選ぶときは、カフェインが含まれていないかを選ぶだけではなく、、国産の原料を使っているか、、無添加の商品なのかを一緒にチェックをしましょう。

国内で販売されている青汁であっても、原材料が外国産であったり、海外に生産工場があったりと日本で作られたものではないことがあります。そして、外国産の青汁の場合、栽培過程が不透明なところも多く、品質管理が行き届いていない可能性があります。
妊娠中は口に入れるものは特に気を付けておく必要があるため、ノンカフェインのものを選ぶだけではなく、産地や添加物にも注意しながら青汁を選ぶことをおすすめします。

最後に

今回は青汁に含まれるカフェインについて解説してきました。大麦若葉100%やケール100%、明日葉100%など、原材料が野菜のみで作られている青汁の場合、お茶のようにカフェインが多く含まれるケースはほとんどなく、妊婦さでも安心して飲める青汁が多いです。また、カフェインを含む青汁であっても、その含有量は少量です。妊婦さん以外が青汁を飲む場合には、飲み過ぎに注意すれば、それほど過剰な反応をする必要はないでしょう。
ですが、カフェイン以外にも、飲みやすさを重視して糖分を多く含む青汁商品も市販されていますので、青汁を選ぶときは成分表示をしっかりと確認し、自分に合った青汁を選ぶようにしましょう。

成分表示をしっかりと確認し、自分に合った青汁を選びましょう
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